【安全】「犬のおまわりさん」 通学路をパトロール／埼玉

子どもたちが犯罪に巻き込まれないように、愛犬家らが犬の散歩を利用して通学路などを防犯パトロールする活動「犬のおまわりさん」に取り組んでいる「埼玉西ブリーダーズクラブ」（事務局・東松山市、大木晴雄会長）の鶴ケ島隊（細谷安夫隊長）は、鶴ケ島市脚折の市立長久保小学校通学路で防犯パトロールを実施した。
この日のパトロールは同隊員の愛犬家ら計二十人とペットの犬たち。
午後二時から、同小学校一年生児童七十五人の下校に隊員たちが犬を連れて付き添った。
隊員たちは揃いのバンダナやＴシャツなどを着用したり、幟を片手にパトロールを実施した。
犬のおまわりさんはＮＰＯ法人「日本社会福祉愛犬協会」（藤岡和明理事長）の事業の一環。
二〇〇四年から、同会員らが各地域の愛犬家らに呼びかけて、朝と夕の散歩時に通学路で、登下校の小学生たちに対する防犯パトロールを実施。
六月現在、全国で約二百五十グループが取り組んでいる。
県内では同法人加盟の「埼玉西ブリーダーズクラブ」が推進しており、すでに、東松山市と熊谷市、秩父市、鶴ケ島市の四カ所で、計九百人の愛犬家らが参加している。
鶴ケ島隊は昨年八月に結成。
現在の隊員は約九十人という。
細谷隊長は「犬のおまわりさんは好きな時間に散歩に出るシステム。
時間的な強制はしていません。
個々の愛犬家の自主的な活動であり、趣旨を理解できる人に是非協力してもらいたい」と話している。
Web埼玉2007年6月21日(木
http://www.saitama-np.co.jp/news06/21/23l.html画像：市立長久保小学校１年生児童らと一緒に通学路を歩く愛犬家たち＝鶴ケ島市脚�
http://www.saitama-np.co.jp/news06/21/23l.jpg